手術終了!!
どこからか看護師さんの声が聞こえてきた。
「ともたんさーーん」「ともたんさん、手術終わりましたよーーー」
麻酔がまだ効いていたため、ぼーーーっと看護師さんの言葉を聞いていました。
いろんな人の体験談を読んだり話で聞いていた通り、一瞬だけ目をつぶったら、次の瞬間には手術が終わっていた・・・そんな感じでした。
夢うつつにしか覚えていないのですが、何度も身体があっちに向いたりこっちに向いたりして、多分手術用のベッドからHCUに移動するベッドに移されたんだと思う。
気が付くとHCUに移動していました。
ところどころ記憶が飛んでいるのですが、ダーリンの話によるとポロポロと涙を流して泣いていたらしい。
苦しかったんでしょうか?
私はほとんど意識がなかったので、泣いていたことは全く覚えていません。
少しずつ意識がはっきりしてきて、そこから先が戦いでした。
少しずつ意識がはっきりとしてきて、自分が今どんな状態になっているのかわかってきました。
噂通り、鼻から胃に通されている管が違和感があって、とても辛かった。
とにかく息苦しい。
体には他にも点滴やら尿管の管やら、頬には口の中の血を出すチューブなどなどいろんなものが付いていました。
それらが外れたら大変だから絶対に動いてはいけないと思っていて、でもこんなじっとしている状態ではとても朝までもたない・・・と思った。
一時、何故か急に心臓の鼓動がバクバクしてきて軽くパニックになりかけました。
たまたまタイミングよく看護師さんが様子を見に来てくれて、「落ち着いて、深呼吸をしてみてください」と言われて、その通りにしてみるとすぐに動悸が収まりました。
(先日、心療内科の先生にお話を伺う機会があったのですが、こういった普段なら絶対にないような状況や場所に置かれると、パニック障害に似たような症状が出ることがたまにあるそうです)
ダーリンは思いのほか苦しそうな私の様子をみて、面会時間ギリギリまで傍についててくれました。
でも面会が終了の時刻になり、看護師さんに「自分、帰っても大丈夫でしょうか?」と聞いたら、「あ、とても順調なので帰られて大丈夫ですよ!」と言われて拍子抜けしたらしいです。(笑)
ダーリンが帰ってしまったあとも、私は息苦しさと喉の違和感と戦ってました。
そのうちに消灯時間になり、部屋の電気も消されてしまって急に心細くなる。
途中で、看護師さんや様子を見に来てくれた先生に
「鼻の管が死ぬほど苦しいですーーー」
「外してほしいですーーー」
と、何度か訴えてみた。
「ごめんね。辛いよねーーー」
「うーーーん、この管はねーーー、外せないんだよねーーー」
と、軽くかわされる。
一晩だけのことだとわかっていても、やっぱり辛いなあ・・・。
ところが私が何度も訴えたせいなのかわからないけど、身体の状態をチェックされて(唾が飲み込めるか、胃がちゃんと動いているかなど)、夜になって割と早い段階で鼻の管を抜いてもらうことができました!!
多分夜の9時くらいだったと思います。
私の場合下顎前突で、この種の手術の中では比較的軽い方だったこともあったのかもしれません。
後日、看護師さんが「〇〇先生(執刀してくださった先生)は早く管を取ってくれるんですよね」と言うようなことを話してくれたので、先生の考え方にもよるのかもしれませんね。
が、苦しかったらダメもとで訴えてみるのは重要かな・・・と思います。
とにかく、これで一気に楽になりました!
そして看護師さんが尿管や点滴や機械の線は「しっかりと身体やパジャマに固定されているので外れる心配はないから体の向きを変えたりしても大丈夫ですよーーー」と言ってくれて、
更に、「起き上がれるなら起き上がってお水を飲んでもいいですよ!」と言われて、お水の摂取の許可がでました!!
喉がものすごく乾いていたので嬉しかったなあ・・・。
最初は看護師さんにやっていただいた痰の吸引も、教えてもらって自分でできるようになりました。
途中で座薬を二度ほど入れてもらったおかけで、痛みはほとんど感じませんでした。
執刀してくれた先生はもちろんのこと、術後、看護師さんたちには本当にお世話になりました。
楽に眠れるように枕を腰にあてがってくれたり、はだけてしまったパジャマを治してくれたり。
鼻の管がとれて安心したせいか無性に喉がかわいて、夜中に何度も何度も(多分10回以上)吸い飲みにお水を入れてもらったり。
要求の多い患者だったな、と思います。
嫌な顔ひとつせずに対応してくれた看護師さんたちには本当に感謝の気持ちしかありません。
長かった夜が明けました。
私の入院した大学病院ではHCUに携帯の持ち込みもOKでした。
鼻の管を抜く前・・・最初のうちは携帯で時間ばかり見ていて、辛いときってなかなか時間も経たないんですよね。
さっきから5分とか、10分しか経ってないじゃん・・・。と辛かったのですが、鼻の管を抜いてもらってからはかなり楽になり、さらに23時くらいになるともっと身体が楽になるのを感じました。
熟睡はできないものの、うつらうつらと30分、1時間と眠れるようになって、そのうちに少しずつ回りが明るくなってきて。
長かった夜がようやっと明けました。
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