「鏡花水月」のCD。

CD 鏡花水月

必殺シリーズのエンディング。「鏡花水月」。

この曲がエンディングで流れたとき、
私は何か別のことをやっていて、テレビにあまり集中してなかったんだけど、
思わずテレビを振り返った記憶があります。
せつなく美しい曲ですね。
東山さんたちが淡々と、まるで水に流れるように歌っているのも素敵です。
私は女子なので、この音程ではちょっと歌えないのが残念ですが。

藤田まことさんの「垣見五郎兵衛」。

「必殺」と言えば、「中村主水」。
主演の藤田まことさんが亡くなられて、もう必殺シリーズに出演されることがないのがさびしい。
藤田まことさんと言えば、「はぐれ刑事」「剣客商売」などを思い出しますが、
私の中で特に記憶に残っているのが、
10年以上も前の北大路欣也さんが主演された「忠臣蔵」。
藤田まことさんは垣見五郎兵衛役で1回限りだけど、重要な役で出演されてた。
大石内蔵助が垣見五郎兵衛の名前を勝手に使い、そこに本物の垣見五郎兵衛と鉢合わせ。
怒った垣見五郎兵衛が
大石内蔵助一行が泊まっている陣屋に乗り込んでいくという有名なシーンです。

CD 鏡花水月2

赤穂浪士だと気付いた垣見五郎兵衛が本物の道中手形などを大石内蔵助に渡して、
普通はこのまま去っていくのですが、
藤田まことさん演じる「垣見五郎兵衛」は
去り際、大石内蔵助を見つめながら、おもむろに刀を手に取り、柄を軽くパシッて叩く・・・。
私はこれを武士の象徴である刀だけに、それに誓って
「絶対、誰にも口外しないからね」という意味だったかもしれないし、
主君をいただく同じ武士として
「あっぱれなやつらだなー」という尊敬に似た気持ちがこもっていたかもしれないし、
「無事に本懐をとげられるよーに祈ってるから」という気持ちを込めたものだったかもしれないし、
いろんな深い意味のある「パシッ」だったと勝手に解釈しています。
こーゆーのって日本人らしい、
口で言わなくても察することができる日本人特有の所作だと思ってます。
着飾った言葉でゴテゴテと伝えるよりも、
このたったひとつの動きで自分のたくさんの思いを伝えられる。
(受け手の北大路欣也さんも素晴らしく、この駆け引きは息を詰めて見入ってしまいました)
そして少しだけ微笑んで、
「では、ごめんっ」
とスパッと一言、軽快に立ちあがって去っていく姿、今でも目に焼き付いてる。
カッコ良すぎる・・・。
藤田まことさん、はまり役だったなあ・・・。
何度見ても泣ける場面でありました。

再放送してね。

いろいろな忠臣蔵を見たけど、この忠臣蔵が一番好きです。
一時間のドラマの中で必ず1回は泣かされていたような。(笑)
ストーリーは分かってるのに、なんで泣けるんでしょう!?
3年前にスカパーを契約して以来、年末になると
この忠臣蔵を再放送してくれないかなあ、と楽しみにしていますが、
未だ叶わず。
(ビデオには撮ってあるのですが、ビデオデッキなんかとうに捨てちゃって見れないんだ)
どこの局でもいいから再放送してくれい!!


鏡花水月 [通常盤]



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